2016年2月10日水曜日

2月8日 活動レポート

2月8日 活動レポート

春休みに入り一週間ほどが経過しました。
現在未来研では、展示会に向けて就職活動が楽しくなるデザイン(後期プロジェクト)を形にする作業に入っています。


これまでの模造紙で分析する段階から、パソコンでの作業が増え、方向性が定まり一気に完成に向けて動いていることが伺えます。



今回は各グループの進捗状況をプレゼンしあいながら、入稿に向けて修正をする段階に入っています。



全体ミーティングでは安武先生から来年度の未来研について、これまでの未来研の経歴を振り返りながらお話がありました。


未来研では社会の変化に伴い、その都度社会へのアプローチの仕方を変えています。現在のUXがそれです。
UXを授業外で自主的に学んだことによってこれまで学生ができなかったところにいけるようになりました。
UXという言葉が生まれる以前はweb業界の就職がほとんどでしたが、新たにUXという言葉が生まれたことにより、採用の現場が変化していきました。


社会に合わせて自立していくことに対してどう変化していくか、自立することに対しての心構え・ビジョンがあるか。これまでは自立していることを前提とし、私たちはUXを学んできましたが、そうではないことが明らかになりました。


常葉大学は、実家通いの学生が多く、高校時代からの生活とほとんど変わっていないことが挙げられます。一人暮らしをすることで、自分のことを自分自身でやることは自然と多くのサービスを触れ合う回数も多くなります。


しかし、実家通いとなると、家に帰ると夕飯が用意されている、洗濯も干してあることが当たり前になっています。


そこで、ビジョンを持っているのかが疑問になってしまっているということでした。
社会の変化や仕組みにどう対応していくのかが鍵であるにもかかわらず、自分らしい価値観・性格が生きる生き方をしているのか。という部分を聞かれると、少し説得力が足りない気がします。

また、学生を取り巻く環境として、社会、大学家庭の部分の3つが挙げられます。
社会の変化が起こると、大学はその都度カリキュラムも変更し、変化についていきます。そして社会と直結しない家庭があります。


実家通いの学生の場合、お母さんのライフプランやプライベートビジョンに大きく影響受けているという話を先生からしていただきました。




社会と家庭の間にいるのが学生の立ち位置ですが、家庭での影響が大きいと社会の変化に気づけず、自立プランが立てにくい環境が生まれます。そのため、自立性が生まれず、自分がどうなりたいのか、どうしたいのかという明確なビジョンが生まれないのではないでしょうか。



それに対して、外部では評価されている部分も多くあります。自主活動(未来研)を自分からいろいろやっていることや、活動に対し誇りを持ってアピールしていること。また、自分のお金で自分のこととして勉強しているという言葉がいただけるそうです。

UXを理解しようとし、簡単ではあるが勉強していることに評価をいただけている反面、先ほどもあげたように高校の頃から環境が変わっていない。外部に出てない、一人暮らしをしていことが経験の部分での材料がないことにつながっています。
これが現在の未来研部員の最大の弱点であるように感じます。


そこで来年度からはアプローチの変化をするという先生からの提案がありました。

これまではUXからサービスを考えていましたが、IUから考えることにするということです。
これのUXから新しいサービスデザインを考えるのではなく、インターフェイスの練習を中心に練習し、モノレベルのUXを考えることで、これまで私たちの経験がないために予測で行っていたサービスデザインよりも、リアリティのあるサービスを考えられるのではないかということでした。

直球な言葉で言ってしまうと、レベルがさがってしまうというデメリットはありますが、よりわかりやすく興味の弾きやすい内容から入ることが重要だという先生からのお話でした。

また、フューチャーセンターの運営を社会人の人を招いて行うことなども計画していきたいとのことでした。




展示会を今年度の節目とし、また来年に向けて新しい体制のもと始まる未来研ですが、現在は展示会の成功を一つの目標とし順次動き出しています。



2年:ビジュアルデザインコース 萩原園華